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巨人・田中将大「感無量」日米通算200勝達成!「これがゴールではない」と先を見据える

「感無量ですね」。
巨人の田中将大が9月30日の中日戦で、日米通算200勝を達成した。
田中は初回中日打線を無失点に抑えると、その裏、打線が3点を先制。「非常に大きかったですし、その前の登板も同じドラゴンズ戦でしたけど、同じように初回に点を取ってくれていたので、同じようなミスを繰り返さない意識のもとでマウンドに立ち続けました」。
2回は三者凡退に片づけたものの、3回に細川成也に2ランを浴びた。「細川選手にホームランを打たれたところは、キャッチャーのサイン通りに投げられず1番ダメな点の取られ方をしたので、反省点ではありましたけど、そのあとはズルズル行かずに失点することなく、あのあと抑えられたのは良かったかなと思います」と、4回以降はスコアボードに0を並べ、6回・85球を投げ、4被安打、4奪三振、2与四球、2失点でマウンドを降りる。
このリードを中川皓太、田中瑛斗、大勢、マルティネスのリレーで逃げ切った。田中は「本当に頼もしいリリーフ陣がこの1年素晴らしい活躍をずっとしていたので信じていましたし、投げ終わったあと、みんなめっちゃ緊張したと言っていたので、申し訳ないなと。結果もそのあと完璧に抑えてくれたので、非常に頼もしい仲間だなと思います」と感謝した。
試合後、同学年の坂本勇人が笑顔で花束を持って、田中に歓喜のハグ。田中は「不思議な縁だなと思います。その瞬間、彼からああいうふうに花束をもらえるということは、これまでの野球人生で想像してきていなかったですから、同じチームではなかったですし。すごく昔から知ってくれている人からしたら、面白いのかなと思いますし、自分にとっても非常に大きな思い出になりますね」と振り返った。
日米通算200勝を達成したが、「自分自身ここがゴールだと思っていなかったので、ただ本当にいろいろと苦しんで、周りの人のサポートでここまでくることができて、いろいろ込み上げてくるものがあるのかなと思ったんですけど、これがゴールではないので、この先クライマックスシリーズ、日本シリーズと勝っていけば続きますし、日本一になるチャンスがあるわけなので、自分自身は勢いに乗って、ポストシーズン戦っていきたいなと思います」と先を見据えた。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・洗川雄司)