● ロッテ 1 - 2 楽天 ○
<25回戦・ZOZOマリン>
ロッテは、美馬学の引退試合を勝利で飾ることができなかった。
現役最後のマウンドに上がった美馬は、先頭の浅村栄斗に3ボール2ストライクから6球目のすっぽ抜けた123キロのストレートで空振り三振。「3球目に肘が・・・。本当に最後までやり切れたのかなと思います。本当にアサ(浅村選手)ごめんって感じです。本当に本当にごめんって感じです。でも自分としては本当に投げれなくなるまでやれたかなと思います」と振り返った。
美馬の後を受けて、中央大の後輩・澤村拓一がマウンドへ。澤村は村林一輝を一ゴロ、黒川史陽を投ゴロに打ち取った。2回からはサモンズが7回までの6イニングを無失点に抑える。その間、4回に打線が池田来翔の適時打で先制した。
1-0の8回に登板した高野脩汰は、先頭の吉野創士にセンター前に運ばれると、続く中島大輔に送られ、鈴木大地に四球、浅村を右飛で2アウトとしたが、村林に同点の適時二塁打を浴びた。なんとか、ここで食い止めたかったところだが、黒川にレフトに決勝の適時打を許した。これで4連敗で借金は今季ワーストタイの28となった。
吉井理人監督は試合後、「上手く行かなかったんですけど、選手たちは頑張ってくれたと思います」と労い、「毎試合、毎試合勝ちにこだわってやっている。違うプレッシャーがあったと思うんですけど、その中で自分のピッチングができるかが、プロ野球選手として一番大事なことなので、高野がやられてしまいましたけど、これを経験に活かして欲しいと思います」と前を向いた。