○ カブス 3-1 パドレス ●
<現地時間9月30日 リグリー・フィールド>
シカゴ・カブスがサンディエゴ・パドレスとのワイルドカードシリーズ第1戦に逆転勝利。鈴木誠也外野手(31)は「5番・右翼手」でフル出場し、ポストシーズン初本塁打を放った。
序盤に1点先制を許したカブスは5回裏、鈴木が先頭打者として第2打席を迎えると、先発右腕ピベッタの内角フォーシームを豪快に振り抜き、打球速度112.2マイル(約180.6キロ)、飛距離424フィート(約129メートル)の同点弾を左中間スタンドへ。レギュラーシーズンを4戦5発で締めた勢いそのままに、ポストシーズン初出場で初本塁打を放った。
鈴木の一発に本拠地の熱狂が冷めやらぬ中、6番カーソン・ケリーが2者連発の1号ソロで続いて逆転に成功。8回裏にはパドレスのブルペン陣から一死二、三塁と好機を作り、2番ニコ・ホーナーの犠飛でダメ押しの追加点を奪った。
カブスは1点ビハインドの5回途中から守護神ダニエル・パレンシアを投入する執念の継投で追加点を与えず。パレンシアは逆転直後の6回表にも跨ぎ、3番打者からの好打順を三者凡退に封じた。7回から左腕ドリュー・ポメランツ、右腕アンドリュー・キトレッジ、右腕ブラッド・ケラーと繋ぎ、救援陣が打者14人に対してパーフェクトリレー。球団8年ぶりのポストシーズン勝利を飾り、地区シリーズ進出へ王手をかけた。