○ ドジャース 10-5 レッズ ●
<現地時間9月30日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースがシンシナティ・レッズとのワイルドカードシリーズ初戦に快勝。大谷翔平選手(31)は「1番・指名打者」でフル出場し、2本塁打を放つ活躍を収めた。
大谷は初回の第1打席、先発右腕グリーンが内角に投じた100.4マイル(約161.6キロ)のフォーシームを振り抜くと、打球速度117.7マイル(約189.4キロ)の弾丸ライナーが右翼スタンドに着弾。ポストシーズン初戦で“2年連発”となる先頭打者アーチを叩き込み、貴重な先制点を奪った。
さらに、ドジャースは3回裏に一死二、三塁と好機を作ると、5番テオスカー・ヘルナンデス、6番トミー・エドマンの2者連続本塁打で4点を追加。ヘルナンデスは5回裏にも2打席連発の2号ソロを放ち、大量6点リードで試合を折り返した。
6回裏には大谷に衝撃の2発目が飛び出した。二死一塁で第4打席を迎えると、3番手右腕フィリップスの甘く入ったスイーパーを振り抜き、その瞬間に本塁打を確信。打球速度113.5マイル(約182.7キロ)、飛距離454フィート(約138メートル)の2号2ランを右中間スタンド上段へ運び、試合を決定付けた。
ドジャースは先発左腕ブレーク・スネルが6回終了までレッズ打線をわずか1安打に抑えるなど、7回2失点と大量援護に応える好投。7回裏には9番ベン・ロートベットの適時打など打線が2点を追加し、2桁得点に到達した。8回表にも3点を返されたが、ブルペン陣がなんとか踏ん張って地区シリーズ進出へ王手。第2戦は山本由伸の先発登板が予定されている。
この試合の大谷は5打数2安打、2本塁打、2打点、3三振という内容で勝利に貢献。日本人選手がポストシーズンで1試合2本塁打を記録するのは2004年の松井秀喜氏(ヤンキース)以来、2人目となった。