● カブス 0-3 パドレス ○
<現地時間10月1日 リグリー・フィールド>
サンディエゴ・パドレスがシカゴ・カブスとのワイルドカードシリーズ第2戦に完封勝利。シリーズ成績を1勝1敗のタイとし、第3戦に持ち込んだ。
後が無いパドレスは初回、1番フェルナンド・タティスJr.と2番ルイス・アラエスが連打を浴びせると、一死からダブルスチールを決めて一死二、三塁とチャンス拡大。4番ジャクソン・メリルが右犠飛を打ち上げ、オープナー戦略のカブスから先制点を奪った。
2回表から登板した今永昇太に対しては無得点が続くも、5回表に二死二塁の好機で3番マニー・マチャドがポストシーズン初安打となる1号2ラン。今永の失投となった初球スプリットを左翼スタンドに運び、貴重な追加点を挙げた。
パドレスは左腕エイドリアン・モレホンが4回途中から6回まで打者7人をパーフェクトに封じる好リリーフ。7回裏に登板した右腕メイソン・ミラーは先頭の鈴木誠也を内角高め102.7マイル(約165.3キロ)のフォーシームで空振り三振に斬ると、回を跨いで5者連続三振。ポストシーズン史上最速の104.5マイル(約168.2キロ)を計測するなどカブス打線を圧倒した。
8回裏の二死からナショナル・リーグ最多セーブの守護神ロベルト・スアレスを投入し、4アウトセーブで試合終了。先発右腕ディラン・シースを早々に諦め、3人のリリーフ投手で計5回1/3イニングをわずか1安打に抑え込んだ。地区シリーズ進出を懸けた第3戦にはダルビッシュ有が先発登板する。