○ ドジャース 8-4 レッズ ●
<現地時間10月1日 ドジャー・スタジアム>
シンシナティ・レッズが西地区王者ロサンゼルス・ドジャースとのワイルドカードシリーズ第2戦に逆転負け。5年ぶりのポストシーズンは2連敗で敗退が決まった。
第1戦に敗れたレッズはドジャースの山本由伸と対峙。初回、二死一塁から4番オースティン・ヘイズが右翼線への平凡な飛球に打ち取られるも、右翼手テオスカー・ヘルナンデスが落球。これで二死二、三塁と好機を迎え、5番サル・スチュワートの右前適時打で2点を先制した。
しかし3回裏、先発右腕ザック・リテルが2番ベッツに適時打を浴びて1点差に。続く4回裏にも7番キケ・ヘルナンデス、8番ロハスと連続タイムリーを打たれて逆転を許した。打線も山本の前に2回から5回終了までパーフェクトと苦戦。1点を追う6回表には無死満塁と絶好機を作ったが、5番スチュワート、6番エリー・デラクルーズが連続三振に倒れるなど決定打が出なかった。
チャンスを逃した直後の6回表には3番手右腕ニック・マルティネスが大谷翔平、ベッツに連続タイムリーを浴びるなど一挙4失点。終盤にはドジャースのブルペン陣を攻めながらも反撃及ばず。4点ビハインドの9回表は佐々木朗希の剛速球に屈した。
名将テリー・フランコーナ監督を迎え入れた今季のレッズは83勝79敗という成績を残し、シーズン最終戦でワイルドカードを獲得。短縮シーズンの2020年以来、正規シーズンでは2013年以来のポストシーズン進出を果たした。しかし、昨季王者ドジャースにスイープ負けを喫し、2012年から4季に渡って続くポストシーズンの連敗が「8」に更新。1995年の優勝決定シリーズ進出を最後に、20年間シリーズ突破無しが続いている。