○ カブス 3-1 パドレス ●
<現地時間10月2日 リグリー・フィールド>
サンディエゴ・パドレスがワイルドカード1番手シカゴ・カブスとのワイルドカードシリーズ第3戦に惜敗。先発登板したダルビッシュ有投手(39)は2回投げ切れず2失点を喫し、敗戦投手となった。
地区シリーズ進出の懸かる大一番を任されたダルビッシュ。初回は先頭打者ブッシュに安打を許すも、2番ホーナーを併殺崩れの遊ゴロ、3番ハップを空振り三振。二死一塁から捕手フレディ・フェルミンが走者ホーナーの盗塁を刺し、結果的に打者3人で立ち上がりを終えた。
ところが2回裏、この回も先頭の4番タッカーに右前安打を許すと、続く鈴木誠也には三塁線突破の二塁打を浴び、無死二、三塁とピンチ。6番ケリーには死球を与えて塁を埋めた。そして7番クロー・アームストロングに中前適時打を運ばれ、先制を許したところで投手交代。後を受けた右腕ジェレミア・エストラーダは押し出し四球を喫し、ダルビッシュに2失点目が記録された。
先制を許したパドレスはカブス投手陣と強固な守備を崩すことができず。2点ビハインドの6回裏から早くも守護神ロベルト・スアレスを投入したが、回跨ぎの7回裏に1番ブッシュの1号ダメ押しソロを被弾。9回表にはジャクソン・メリルが1号ソロで1点を返し、さらに一死一、二塁と好機を作ったが、決定打が出なかった。
今季のパドレスは開幕7連勝を飾るなど宿敵ドジャースと熾烈な首位争いを繰り広げ、2年連続でワイルドカードを獲得。直近6年で4度目のポストシーズン進出を果たした。しかし、本拠地ファンの待つ地区シリーズへ進むことはできず、敵地シカゴで終戦。球団として2006年以来、19年ぶりの初戦敗退に終わった。
ダルビッシュはキャリア14度目のポストシーズン登板を果たすも、渡米後最短の1回0/3、わずか21球で降板。4被安打、1死球、1奪三振、2失点という内容で古巣相手に黒星を喫した。