◆ 投手育成と若手野手起用の両輪
5日の最終戦をもって、ロッテの吉井理人監督が指揮官の座を降りた。同日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、解説陣が吉井監督の3年間を振り返った。
まず江本孟紀氏は、「投手をどう育てていくかという明確な信念をもってチームづくりに取り組んでいた」とし、「それに加えて人柄ですね。私とは正反対のタイプですが、素晴らしい監督だった」と語った。
続いて坂口智隆氏は、「投手のやりくりや育成は見事でした。それに加え、野手陣もホームラン王のようなスーパースターがいるわけではない中で、得点を積み重ねて勝つ野球を貫き、Aクラスに2度入ったのは素晴らしい」と総括。また現役時代に同じチームでプレーした経験から、「優しいんですけどすごく負けん気の強い方で。今年の成績は悔しかったと思います」と気持ちを汲み取った。野手陣については、「西川選手をはじめ、寺地選手、上田選手といった将来が楽しみな選手たちが一軍で経験を積めたというのは必ず来年に繋がる。彼らが悔しさを背負ってチームを引っ張っていける存在になってくれれば」と若手起用を評価。これからの成長に期待を寄せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』