○ ブルージェイズ 13-7 ヤンキース ●
<現地時間10月5日 ロジャース・センター>
トロント・ブルージェイズがワイルドカード1番手のニューヨーク・ヤンキースに2連勝。シリーズ成績を2勝0敗とし、優勝決定シリーズ進出へ王手をかけた。
地区シリーズ初戦を制したブルージェイズは昨季のドラフト1巡目指名、今季9月15日にデビューを飾ったばかりの新人右腕トレイ・イェサベージが先発登板。本拠地2戦目の大役を任された22歳は初回から3三振を奪うと、3・4回と跨いで6者連続三振をマーク。4回終了まで打者13人から10三振を積み重ね、球団のポストシーズン最多奪三振記録を打ち立てた。
打線は2回裏、アーニー・クレメントの1号2ランで今季最多勝の左腕フリードから2点を先制。3回裏にもクレメントの適時打など3点を加え、イェサベージを援護した。4回裏にはフリードをマウンドから引きずり降ろすと、一死満塁から主砲ウラジーミル・ゲレロJr.が2戦連発の2号グランドスラム。さらに、ドールトン・バーショの1号2ランも飛び出し、11対0と早くも試合を決定付けた。
イェサベージは6回一死までヤンキース打線を無安打に抑え、本拠地ファンの大歓声を受けながら降板。球団記録を11奪三振に伸ばし、ポストシーズン初勝利を手にした。打線も5回裏にジョージ・スプリンガーが1号ソロ、6回裏にはバーショが2打席連発の2号ソロと続いて計5本塁打、15安打と爆発。2試合連続で2桁得点を挙げ、ヤンキースの反撃を振り切った。