中日は6日、井上一樹監督のオーナー報告に関して、大島宇一郎代表取締役オーナーのコメントを発表した。
大島オーナーは「『どらポジ』を掲げて戦った井上監督の1年目シーズンが終わりました。主力にけがが相次ぐ中、チームは終盤までAクラス争いを演じました。最終的にファンの皆さまの期待に応えられなかったことは悔やまれますが、昨年までとは違う粘り強さを見せてくれました。来季は本拠地に「ホームランウイング」が新設されます。今季、打撃面では得点力は向上したものの、なお課題があり、さらなるレベルアップを期待しています。同時に投手陣は、今までより厳しい環境に身を置くことになります。個々の地力はリーグ屈指であると信じていますが、相手を圧倒する球威と制球力をより磨かなければなりません。来年は球団創設90周年の節目であり、是非とも優勝を勝ち取ってほしいところです。初年度、監督にもさまざまな苦労や葛藤があったことでしょう。首脳陣も選手も、今季の経験と反省を糧に、秋からの鍛錬につなげてほしいと思います」とコメントした。
昨季まで3年連続最下位に沈んでいた中日だが、井上監督が就任した今季、63勝78敗2分の4位で終えた。