○ タイガース 9-3 マリナーズ ●
<現地時間10月2日 コメリカ・パーク>
デトロイト・タイガースがシアトル・マリナーズとの地区シリーズ第3戦に快勝。シリーズ成績を2勝2敗のタイに戻し、敵地シアトルでの第5戦に持ち込んだ。
王手をかけられたタイガースは今季チーム最多14勝の右腕ケーシー・マイズが先発するも、2回表に7番カンゾーンの適時打で先制点を献上。4回表には2番手左腕タイラー・ホルトン、5回表には3番手右腕カイル・フィネガンがそれぞれ1点ずつを失い、3点ビハインドを背負った。
それでも5回裏、7番ディロン・ディングラーが適時二塁打を放って先発右腕ミラーを降板させると、2番手左腕スパイアーに対して代打ジャメイ・ジョーンズ、9番ハビエル・バエスと連続タイムリーを浴びせて3対3の同点に。続く6回裏には先頭の4番ライリー・グリーンが飛距離454フィート(約138メートル)の1号ソロを右翼スタンドに運び、試合をひっくり返した。
3番手右腕バスタードに代わった後も攻撃の手を緩めず、9番バエスが1号2ランを叩き込むなど一挙4点をリード。7回裏にも4番手右腕バルガスからグレイバー・トレースが1号ソロを放ち、ダメ押しの追加点を奪った。投げては新人右腕トロイ・メルトンが6回表から3イニングを無失点に抑える好リリーフ。マリナーズに反撃を許さず、“逆王手”をかけた。