○ ブリュワーズ 3-1 カブス ●
<現地時間10月11日 アメリカンファミリー・フィールド>
中地区王者ミルウォーキー・ブリュワーズがワイルドカード3番手シカゴ・カブスとの地区シリーズ第5戦に勝利。シリーズ成績3勝2敗とし、優勝決定シリーズへの切符を掴んだ。
ここまで4戦続けて初回に得点を許しているカブス打線に対し、ブリュワーズは守護神トレバー・メギルをオープナー起用。この策が功を奏して1回表を三者凡退に封じると、今度はカブスのオープナー左腕ポメランツから3番ウィリアム・コントレラスが1号ソロを放ち、初回に貴重な先制点を挙げた。
直後の2回表からマウンドに上がった2番手右腕ジェイコブ・ミジオロウスキーは、鈴木誠也に3号同点ソロを浴びながらも、4イニングを消化する好リリーフで繋いだ。すると打線は4回裏、二死から5番アンドリュー・ボーンが2号決勝ソロ。昨季所属の2番手右腕コリン・レイを捉え、再びカブスの前に出た。
1点リードの6回表には3番手左腕アーロン・アシュビーが無死一、二塁とピンチを招いたが、3番タッカーを空振り三振。さらに、4番手右腕チャド・パトリックを投入して4番鈴木を左直、5番ハップも見逃し三振に抑え、リードを守り抜いた。
そして7回裏、この回も二死から2番ブライス・トゥラングが1号ソロを中堅バックスクリーンに運び、ダメ押しの1点を追加。8回表から5番手右腕アブナー・ウリーベが2回ノーヒットとカブス打線を抑え込み、シリーズ突破の懸かる大一番を制した。
これでブリュワーズは2018年以来、出場6季ぶりにポストシーズンの初戦を突破。その2018年に惜しくも敗れたドジャースを本拠地に迎え入れ、日本時間14日から7試合制の優勝決定シリーズを戦う。