◆ 二刀流の活躍で優勝決定シリーズMVPを初受賞
現地時間17日、西地区王者ロサンゼルス・ドジャースが中地区王者ミルウォーキー・ブリュワーズとの優勝決定シリーズで4連勝を収め、ナショナル・リーグ2連覇を達成。大谷翔平投手(31)がシリーズMVPに選出された。
大谷は投打二刀流で出場した第4戦、先発投手として1回表に3者連続三振を記録すると、その裏にポストシーズン3号の先頭打者アーチ。4回裏の第3打席では飛距離469フィート(約143メートル)の場外弾を放った。今季最多の10三振を奪って7回途中2被安打、無失点という好投でポストシーズン2勝目をマーク。降板直後の7回裏には2打席連発の5号ソロでダメ押しの追加点を挙げた。
シリーズ全体で打者としては14打数5安打の打率.357、3本塁打、OPS1.643という成績。地区シリーズではわずか1安打と低迷したものの、優勝決定シリーズ第2戦で20打席ぶりの安打を放ってからは完全復活を見せ、見事スイープでのシリーズ突破に貢献した。受賞後のインタビューでは「全員で勝ちきったものだと思うので、あと4つ全力で勝ちに行きたいです。みなさん今日は美味しいお酒を飲んでください」と話し、チームメイトと本拠地のファンを沸かせた。
ドジャースは球団26度目のリーグ制覇を果たし、2年連続のワールドシリーズ進出が決定。日本時間25日に開幕を迎えるワールドシリーズではブルージェイズ、マリナーズによるアメリカン・リーグ優勝決定シリーズの勝者と対戦する。