2位・日本ハムが19日、ソフトバンクとのCSファイナルステージ第5戦に勝利し対戦成績を3勝3敗とし、2016年以来の日本シリーズ進出に逆王手をかけた。
日本ハムはオリックスとのCSファーストステージを連勝し、ソフトバンクとのファイナルステージを迎えるも初戦が1-2のサヨナラ負け、2戦目は毎回のようにチャンスを作りながら0-3の完封負け。もう1敗も許されない状況になった。
第3戦、初回に郡司裕也の犠飛で先制すると、4回にレイエスの一発で追加点を挙げ、7回に山縣秀の本塁打、郡司の3点適時二塁打が飛び出し、2戦目まで繋がりを欠いた打線が機能した。投げては、先発・伊藤大海が8回無失点の好投で、日本ハムが6-0で勝利。
この勝利をきっかけに流れが変わる。第4戦は初回に先制を許しながらも、3回に山縣の適時三塁打、レイエスの2ランなどで4点を奪い逆転すると、14安打9得点の猛攻で、9-3で勝利し対戦成績を2勝3敗とする。
そして、19日に行われた第5戦も4回に3点を先制すると、5回にも3点を挙げるなど、7-1で勝利した。
打線がレイエスを中心に機能し、どこからでも点数が取れる流れになっている。課題だった投手陣も、5戦通して最も失点したのが第2戦と第4戦の3失点。投打が噛み合っている状況だ。
第6戦の予告先発・達孝太は中4日での登板となるが、モイネロと投げあった初戦は6回・93球を投げ無失点に抑えた。ソフトバンクの第6戦先発・モイネロに対し、前回はチャンスを作りながらあと1本が出なかった。最初のチャンスで攻略できれば、日本シリーズ進出が見えてくる。