日本ハムが「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」第5戦を7-1で勝利した。19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、試合を決定づけた4回・5回の攻撃を振り返った。
4回、先頭の石井一成がヒットで出塁する。続くレイエス、郡司裕也が連続四球を選び、無死満塁のチャンス。ここで清宮幸太郎の一ゴロの間に先制点が入ると、田宮裕涼の犠牲フライで追加点。さらに矢澤宏太が適時二塁打を放ち、この回3点を奪った。
岩本勉氏は「ベンチが一球ごとにサインを変えるぐらいの勝負どころだった。郡司がバントの構えを見せたが四球を選び、ホークスサイドが浮足立った。その後、山川のエラーやバットが折れてのタイムリーが飛び出すなど、やることなすこと全てが上手くいくファイターズの攻撃だった」と語った。
続く5回は、水谷瞬の出塁から犠打で一死二塁とし、再びレイエス、郡司が四球を選んで満塁。清宮の2点適時二塁打、田宮のスクイズ成功でこの回も3点を追加し、試合を決定づけた。
ここで笘篠賢治氏は新庄監督の采配に注目した。「3点を取った次の回でしたけど後がないので。次の1点をどう積み重ねるかというところだった。出塁して手堅く送って主軸に『点を取ってください』というお膳立てをしっかりして、相手が嫌だなというオーソドックスな采配を選んだ」と分析。岩本氏もこれに賛同し、「何でもできるチームという言葉が当てはまる。相手が嫌だなと思う攻撃をしっかり決めていく。点の取り方が芳しい。まさにボディブローがどんどん入っていくというような攻撃だった」と振り返った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』