○ ブルージェイズ 4-3 マリナーズ ●
<現地時間10月20日 ロジャース・センター>
東地区王者トロント・ブルージェイズが西地区王者シアトル・マリナーズとの優勝決定シリーズ第7戦に逆転勝利。世界一に輝いた1993年以来、32年ぶりのワールドシリーズ進出が決まった。
ブルージェイズは今季途中加入の右腕シェーン・ビーバーが先発するも、初回に3番ネイラーの適時打で先制を許す立ち上がり。その裏に打線が一時同点に追いついたものの、ビーバーは3回表に1番ロドリゲスの4号勝ち越しソロを被弾。5回表には2番手右腕ルイ・バーランドが2番ローリーに5号ソロを浴び、2点ビハインドで終盤へ突入した。
それでも7回裏、回跨ぎ3イニング目の2番手右腕ウーから一死二、三塁と好機を作ると、1番ジョージ・スプリンガーが3番手右腕バザードの内角シンカーを振り抜き、打った瞬間確信の4号逆転3ラン。第5戦で右膝に死球受けて以来、強行出場を続けるベテランが4万4770人のファンが集った本拠地を熱狂の渦に陥れた。
投げては7回表をエース右腕ケビン・ゴーズマン、逆転直後の8回表は今季11勝の右腕クリス・バシットと執念の継投で繋ぎ、1点リードの9回表へ。守護神ジェフ・ホフマンが8番リバス、代打カンゾーン、1番ロドリゲスと3者連続三振で試合を締め、マウンドに歓喜の輪が生まれた。
アメリカン・リーグ最高勝率を記録した勢いそのままに球団史上3度目のリーグ制覇を達成。日本時間25日から始まるワールドシリーズでは昨季王者ドジャースと対戦する。