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- ソフトバンク・城島CBO、1位指名の佐々木麟太郎は「リスクをしょってでも欲しい選手」、「これがメッセージ」…「十分伝わってくれていると思います」
ソフトバンク・城島CBO、1位指名の佐々木麟太郎は「リスクをしょってでも欲しい選手」、「これがメッセージ」…「十分伝わってくれていると思います」

23日、東京都内で「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が開かれ、注目の米スタンフォード大・佐々木麟太郎内野手をめぐり、1巡目指名でDeNAと2球団競合したソフトバンクが、抽選の末、交渉権を獲得した。
DeNA・相川亮二新監督の後に抽選を引いた城島健司チーフベースボールオフィサー(CBO)は、1巡目指名後に取材に応じ、「残り物に福がありましたね」と顔をほころばせた。
▼ 交渉権獲得後のソフトバンク・城島健司チーフベースボールオフィサー(CBO)の一問一答
ーDeNAが先に1位指名を公表した。気持ちは。
「いい選手なんで、どっかと被るんじゃないかっていうのは想定してましたけども。でも僕は残りくじなんで。そこにかけたというか、期待するというか」
ーこのドラフト会議前には麻雀の局で最後に牌を引く「海底(ハイテイ)」話もあったが。
「ねえ。麻雀店の息子で、たくさんの牌をツモってきましたんで、ほんとに今日、いい当たりが最後に残っていましたね」
ー小久保監督は欠席だったが、何か話はあったか。
「監督とはドラフトについては特に話してないですけども。我々は常に日本シリーズを戦うという目標と想定をしていますので、この時期に監督さんがここに来るっていうのは、やっぱりその日本シリーズに集中してもらうためには、 (ドラフトは)僕らがする仕事じゃないかなということで」
ー大注目の佐々木麟太郎選手、球団としての評価は。
「彼の場合は少しイレギュラーでね。来年の夏までちょっと私たちは見守らなきゃいけない選手ではありますけども、そのドラフト1位を、もし彼と縁がなくても、彼が素晴らしい選手だという評価をした上で、そのリスクをしょってでも欲しい選手だということですね」
ー高校通算140本塁打、そしてアメリカでの活躍というのも続いていますが、アメリカに行ってからの活躍はどう見ていたか。
「もちろん、我々の素晴らしいスカウト陣がしっかりチェックをして、彼が、ホークスだけじゃなくてね、日本のプロ野球界に必要だと。そういうメッセージを我々はしたという評価です」
ー過去、ホークスはホームラン打者も多数在籍してきた。もしホークスに入団することになったら、どういった選手になってほしいか。
「我々のチームの核となる、いい選手はもちろん沢山いる。レギュラーもたくさんいるんですけども、やっぱり核となる選手というのは必要ですから、彼がウチと縁があった場合は、今後何年もそのチームの核としてホークスを引っ張っていってくれるという思いです」
ー来年7月のMLBドラフト会議の結果が今後、左右してくると思うが、それまで佐々木選手にはどういったアプローチをするか。
「ドラフト1位で今日、私たちが佐々木くんを指名したという、これがメッセージなんで、十分伝わってくれていると思います。そして我々は九州・福岡で、王(貞治)会長率いる豪快な野球をファンも望んでいますので、ぜひ彼がいちばん活躍できるのはホークスじゃないかという風に自負しています」
(取材・撮影=ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)