◆今ポストシーズン防御率は1.56!
ドジャースの山本由伸投手(27)が10月31日(日本時間11月1日)、敵地ロジャース・センターで行われたブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第6戦に先発登板。6回5安打1失点と好投し、WS通算3勝目の権利を持ちリリーフ陣にバトンをつないだ。
初回は一死から三塁・マンシーの失策で走者を背負うも、3番・ゲレロJr.を三ゴロ併殺に仕留め無失点スタート。2回は4番・ビシェットを空振り三振に仕留めるなど3者凡退でゼロを刻んだ。
3点を先制してもらった直後の3回は先頭の7番・バーガーに初被安打となる三塁線突破の二塁打を許すと、二死三塁で1番・スプリンガーに中前適時打を許し失点。それでも続くルークスを左飛に仕留め最少失点にとどめた。
4回と5回は走者をひとりずつ出すも危なげなく無失点。6回は先頭のスプリンガーを遊ゴロに仕留めたあと、観客がグラウンドに乱入するハプニングが発生し試合は約2分ほど中断した。二死後、ゲレロJr.に左翼線二塁打を許し、続くビシェットに四球を与えたが、一発出れば逆転の場面で5番・バーショをスプリットで三斬り。ピンチを凌ぎ2点リードを守った。
負ければ終戦となる大一番で、6回96球、5安打1失点、6奪三振1四球の力投。ロバーツ監督は2点リードの7回に左腕のロブレスキをマウンドに送り、山本の今ポストシーズンの防御率は1.56となった。
山本はWSデビュー戦となった昨季のヤンキース戦で、7回途中1失点の好投を見せWS初勝利をマーク。ブルージェイズ相手の今シリーズは第2戦で9回1失点の完投勝利を挙げており、WSデビューから3戦3勝の権利を持ち、救援陣にマウンドを託した。