◆前日6回1失点の山本由伸が大ピンチで登場!
ドジャースのミゲル・ロハス内野手(36)が1日(日本時間2日)、敵地ロジャース・センターで行われたブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第7戦に「9番・二塁」でスタメン出場。1点を追う土壇場9回表に起死回生の同点ソロを放った。その裏はピンチで登板した山本由伸投手(27)が圧巻の火消しを披露。試合は今シリーズ2度目の延長戦に突入した。
ドジャースは先発登板した大谷が3回途中5安打3失点でノックアウト。それでも、リリーフ陣がブルージェイズ打線を1点に封じ、3-4の1点ビハインドで9回表を迎えた。
相手守護神のホフマンに対し、先頭の8番・K.ヘルナンデスは空振り三振に倒れたものの、一死無走者の場面でベテランが大仕事。ロハスはフルカウント後の低めスライダーを捉えると、打球速度104.9マイル(約169キロ)、飛距離387フィート(約118メートル)の大飛球は、左翼席に飛び込む起死回生の同点ソロとなった。
この時点で3回途中3失点だった大谷の黒星は消滅。9回裏は、8回から救援登板しているスネルが一死一、二塁のピンチを作り降板したが、前日の第6戦で6回1失点と好投した山本が救援で今シリーズ3度目の登板。最初に対峙した6番・カークに死球を与え一死満塁となったが、続くバーショーを二ゴロに仕留め本塁封殺。最後は8番・クレメントを中飛に仕留め、試合は18回までもつれた第3戦以来、今シリーズ2度目の延長戦に入った。