◆ ドジャースと本拠地ファンに18年間の感謝
ロサンゼルス・ドジャースは現地時間3日、本拠地ロサンゼルスでワールドシリーズ連覇を記念する優勝パレードを開催。現役引退を表明しているクレイトン・カーショー投手(37)はドジャー・スタジアムでの優勝セレモニーにて、スピーチを行った。
ファンの大歓声を受けながらマイクを握ったカーショーは「18年間ありがとう。球場に来て、私たちのプレーを見てくれた18年間に感謝したい。私たち家族のために応援してくれてありがとう。チームメイトのみんなもありがとう。みんなは世界最高だ。世界最高のチームとして記憶に残り続けるよ」と感謝の言葉を続けた。
「去年、私は生涯ドジャースを誓った。今日、それが実現する。そして今日、私は生涯チャンピオンであることを宣言できる。決して消えることはない。チームメイト、球団のみんな、この瞬間をありがとう。一生忘れることはないよ」と話し、キャリア3度目、2年連続の世界一達成に胸を張った。
「ともに成長し、ここまで一緒に歩んできた家族5人にも感謝を伝えたい。本当に愛している。ファンのみんなありがとう。(このチームは)来年またチャンピオンリングを掴むだろう。私もみんなと同じようにそれを見届けるよ」と締め括り、球場は再び大歓声に包まれた。
2006年のドラフト1巡目指名でドジャースに入団したカーショーは、2008年にMLBデビューを飾ってから通算223勝96敗、防御率2.53、3052奪三振を記録。最多勝と最多奪三振にそれぞれ3度、最優秀防御率には5度輝いた実績を持つ。2011年に投手三冠のブレークを果たしてサイ・ヤング賞を初受賞すると、2013年から同賞を2年連続で獲得。2014年には21勝3敗、防御率1.77の活躍を収め、サイ・ヤング賞とシーズンMVPを同時受賞した。
今季はレギュラーシーズン23登板で11勝2敗、防御率3.36の好成績を残し、7月2日のホワイトソックス戦ではMLB史上20人目の通算3000奪三振を達成。コミッショナー推薦の「レジェンド枠」にて、キャリア11度目のオールスターゲーム選出も果たした。ブルージェイズとのワールドシリーズでは第3戦、同点の12回表にリリーフ登板し、二死満塁のピンチを無失点で切り抜け勝利に貢献。2020年、2024年に続き、自身3度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。