西武・髙橋光成(C)Kyodo News

 西武は5日、髙橋光成投手がポスティングシステムを利用して、メジャーリーグベースボールへの移籍を目指す意向を示したことを受け、その挑戦を受諾することになったと発表した。今後、移籍に向けた手続きを開始する。

 高橋光成は14年ドラフト1位で西武に入団。1年目の15年からプロ初勝利を含む5勝をマークすると、5年目の19年に自身初となる二桁勝利を挙げた。20年に自身初となる規定投球回に到達すると、同年から4年連続で規定投球回に到達し、22年には175回2/3を投げた。21年から3年連続二桁勝利を挙げ、22年にはシーズン自己最多の12勝。

 昨季は15試合に登板して、0勝11敗、防御率3.87と苦戦したが、今季は24試合・148回を投げ、8勝9敗、防御率3.04の成績を残した。

▼ 広池浩司球団本部長

「ドラフト1位で入団し、1年目からこれまで本当によく投げてくれたと思います。ここ2年は本人にとっても納得のいく成績ではなかったかもしれませんが、その間も彼の強い意思は常に受け取っており、今回はその意思を尊重して挑戦を容認することにしました。彼は多くのイニングを任せられる存在であり、しっかりと試合をつくってくれる投手ですので、本音を言えば来季以降もライオンズでプレーして欲しいですが、以前から伝えられていた本人の思いを踏まえ、今年がその挑戦のタイミングであると判断しました」

▼ 高橋光成

「球団にはこの挑戦を後押しいただき、本当に感謝しています。自分の意思を尊重してもらえたことがうれしいです。この決断が間違っていなかったと思えるように、精一杯がんばりたいと思っています。ずっと球団には思いを伝えてきましたし、昔から夢だった場所でもあるので、こうしてチャンスをいただけたことに心から感謝しています」

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