ブルージェイズに残留したシェーン・ビーバー(写真=GettyImages)

◆ トミー・ジョン手術から完全復活へ

 トロント・ブルージェイズは現地時間5日、シェーン・ビーバー投手(30)が選手オプションを行使したことを発表。1年1600万ドルの契約で2026年シーズンの残留が決まった。

 ビーバーは2016年のドラフトでガーディアンズに入団し、MLBデビューを飾った2018年に11勝をマーク。翌2019年は15勝、259奪三振とキャリアハイの成績を残した。短縮シーズンの2020年には8勝1敗、防御率1.63、122奪三振で投手3冠に輝き、アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を獲得。8シーズン通算66勝を記録し、オールスターゲームにも2度出場した実績を持つ。

 昨季4月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、メジャー復帰を控えていた今季7月末にブルージェイズへトレード加入。8月に復帰してからレギュラーシーズン7先発で4勝2敗、防御率3.57。ポストシーズンでは5試合に登板して2勝1敗、防御率3.86という成績だった。ワールドシリーズ第4戦では6回途中1失点の好投で白星をマーク。しかし、第7戦ではリリーフとして延長11回に決勝本塁打を浴び、敗戦投手となった。

 昨季終了後、リハビリ中にFAを迎えていたビーバーは他球団からの高額オファーを蹴って古巣ガーディアンズと2年総額2600万ドルで契約。復帰を果たした今オフもFA市場に出て大型契約を狙う選択肢がありながら、再びブルージェイズで戦うことを決断した。

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