日本ハムのフランミル・レイエスが来日2年目の今季、32本のアーチを描き自身初の本塁打王に輝いた。
レイエス来日1年目の昨季、不調でファームの時期もあった中で25本塁打を放った。2年目の今季は4月終了時点で3本塁打だったが、5月に月間7本塁打を放つと、6月が4本塁打、7月が6本塁打、8月が8本塁打、9月が4本塁打と暑くなってきた夏場以降に本塁打を量産した。
これまで、外国人選手が本塁打王争いの常連になることが多かったが、今季30本塁打以上放った外国人選手はレイエスのみ。20本塁打以上放った外国人選手を見てもネビン(西武)の21本塁打だけで、セ・リーグの外国人最多はファビアン(広島)とキャベッジ(巨人)の17本塁打だった。
直近10年で外国人選手の本塁打王を見ると、20年以降に本塁打王に輝いたのは、23年のポランコ(ロッテ)と25年のレイエスの2人だけ。2010年代はセ・リーグでいえば、10年がラミレス(当時巨人)、11年〜13年がバレンティン(当時ヤクルト)、14年がエルドレッド(当時広島)、17年がゲレーロ(当時中日)、18年と19年がソト(当時DeNA)と、15年と16年以外は外国人選手が本塁打王を獲得していた。
30本塁打以上放った外国人選手も、2019年に43本塁打を放ったソト(当時DeNA)36本塁打のデスパイネ(当時ソフトバンク)、33本塁打のバレンティン(当時ヤクルト)とブラッシュ(当時楽天)、32本塁打のレアード(当時ロッテ)、31本塁打のロペス(当時DeNA)。19年に30本塁打以上放った外国人選手が6人いたが、20年以降の6年間で30本塁打以上放ったのはレイエスだけだ。
外国人野手冬の時代の中で、レイエスの長打力は日本ハムにとっては大きな戦力、ライバル球団にとっては脅威な存在になっているだろう。
▼ 直近10年の外国人選手の本塁打王※()は当時の所属球団
16年:39本 レアード(日本ハム)
17年:35本 ゲレーロ(中日)
17年:35本 デスパイネ(ソフトバンク)
18年:41本 ソト(DeNA)
19年:43本 ソト(DeNA)
23年:26本 ポランコ(ロッテ)
25年:32本 レイエス(日本ハム)