新人王に輝いたアスレチックスのニック・カーツ(写真=GettyImages)

◆ シルバースラッガー賞に続いて栄誉

 現地時間10日、MLB機構は2025年シーズンの最優秀新人選手を発表。アメリカン・リーグはアスレチックスのニック・カーツ内野手(22)が選出された。

 昨年7月のドラフトで全体4位指名を受けたカーツは、マイナーわずか33試合の出場でメジャーまで駆け上がり、今季4月23日にデビュー。6・7月と2ヶ月続けて月間最優秀新人賞に輝き、7月は月間MVPも同時受賞。117試合に出場して打率.290、36本塁打、86打点、OPS1.002の活躍を収め、現地11月7日には一塁手部門のシルバースラッガー賞に選出された。

 現地7月25日のアストロズ戦では新人史上初の1試合4本塁打を放つなど6打数6安打、8打点、MLB最多タイの1試合19塁打とその長打力が爆発。新人野手によるOPS1.000超え(400打席以上)は2017年のアーロン・ジャッジ以来、1901年以降のMLBで8人目の快挙となった。

 最終候補に残っていたチームメイトの遊撃手ジェイコブ・ウィルソン、レッドソックスの外野手ロマン・アンソニーを抑え、記者30人全ての1位票を獲得。球団として2009年のアンドリュー・ベイリー以来、9人目の受賞となった。

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