ブルペンで投球練習するロッテ・廣畑敦也[撮影=岩下雄太]※撮影=2024年

 ロッテの廣畑敦也はプロ4年目の今季、8試合・7回2/3を投げ、0勝1敗、5.87と一軍に定着できなかった。

 廣畑は今季に向けて、自主トレは「基本的に思い切り投げない」ことをテーマに取り組んだ。「思い切り投げないというのはおかしいですけど、ちゃんと力を伝えて投げるのは大切にしているので、そこだけは大切にして今年の自主トレから継続してやってきて、それが今いい状態につながっているかなと思います」と分析した。

 春季キャンプは都城組スタートも、沖縄遠征から一軍に合流し、2月18日のヤクルトとの練習試合、2月23日の韓国・ハンファとの練習試合に登板したが、3月に入ってからは春季教育リーグに登板していた。それでも、3月21日と23日の巨人オープン戦で無失点に抑える。特に巨人とのオープン戦では、フォークが冴え渡った。3月21日のオープン戦では、2-5の5回先頭の丸佳浩を1ボール2ストライクから空振り三振を奪った4球目の139キロフォークがストライクゾーンからボールゾーンに良い落ちだった。

 「腕の振りというところ。真っ直ぐと変化球の腕の振りをあまり変わらないように意識して、最近の調子の良さは高さを間違えていないので。ボールであるのはいいんですけど、そこを振ってくれているのは、ボールゾーンに行って当たっていないことなのでそこはいいかなと思います」

 これまで、“全部の球種が決め球”という考えを示していたが、フォークを決め球にしていきたいと思っているのだろうかーー。

 「そういうのはなくて、試合の中でいい球を選択して。たまたまフォークが良いからキャッチャーもフォークのサインを出してくれますけど、練習試合とかでは2ストライクからカーブ、スライダーだったり、いろんな球種で空振り、見逃しが取れているのでそこは良いかなと思います」

 開幕はファームスタートも、「調子が良いというのをアピールするのはもちろんですし、今抑えていることをアピールするのも大事なんですけど、なんで抑えられているかというのを見せていかないといけない。それはフォークなのか、それ以外の変化球でも真っ直ぐでも、真っ直ぐはバッターが詰まって、変化球は当たっていないところを見せていかないと、今の一軍の中継ぎ陣に食い込むのは難しいと思うので、そこをしっかりやっていければいいかなと思います」と、11試合・13回2/3を投げ、11奪三振、防御率0.00と結果を残した。

 ファームで無失点に抑えられている要因について「やっぱり自分の強みというところで、コントロールがそこまで悪くない、自信がある方なので、ゾーン内で勝負していってそこの次の球、去年までは決め球が甘くなったり、多々多かったんですけど、そこを間違えないように。例えば今年はボール球を振ってくれている確率が高いので、自分はストライクゾーンに投げてくるピッチャーという認識があるから、低めのフォークボールのボール球、外のスライダーのボール球を振ってくれていると思うので、そこが一番抑えられている理由かなと思いますね」と分析した。

 5月4日に今季初昇格を果たすと、今季初登板となった5月5日の楽天戦、「四球2個出したんですけど、自分のやってきたことを最初の2人の打者に出せたので、そこは良かったと思います」と1回を無失点に抑えた。

 5月10日の西武戦で1回2失点、続く5月14日の楽天戦で1回1失点、2試合連続で失点すると翌5月15日に一軍登録抹消となった。

 二軍降格後も、安定した投球を見せながらも、なかなか一軍から声がかからなかった。「上に上がるから、下にいるからではなくて、自分が投げる球はどういう球が一番良くて、どの球だったら抑えられてというのを自分の中で磨いてきたので、そこができたのは良かったと思います」と腐ることなく、ファームで腕を振り続けた。

 打者との駆け引きも、「ストライク先行することによって相手が自分のどの球が嫌なのかというか、自分が投げられて嫌なコースというのもあると思うので、バッターのデータを見ながら、そこをキャッチャーと投げる登板前に詰めたりして、こういう打ち取り方をしたいよねというのをデータで見ながら、中継ぎなので試合の流れで、今日はこっちを攻めているから、こっちいこうと観察して投げられていると思います」と、しっかりできた。

 ファームでは、タイブレークでの登板も経験。「1点取られたら、不利になる場面が多かったので、どちらかというとランナーがいるというよりかは、ランナーがいても、ランナーを進められることはいいんですけど、ホームに行かれないことというのは中継ぎとしてはそれが一番正解だと思っているので、経験として何度かタイブレークを経験させてもらって、自分の成長した部分かなと思いますね」。

 9月5日に今季2度目の昇格。6日の西武戦から「特にランナーを気にすることなくあの日は自分の球を投げようと思って投げていたので、それは良かったかなと思います」と、12日の楽天戦にかけて3試合連続無失点。しかし、14日と15日の楽天戦で2試合連続失点し、翌16日に一軍登録を抹消されると、その後一軍に昇格することなくシーズンを終えた。

 ファームでは抑え、昇格してからも抑えている試合はあるものの、連続失点してしまう悪循環。来季でプロ5年目、一軍に定着したい。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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