◆ 近年好調の3チームが有力候補に
シカゴ・カブスからFAとなっているカイル・タッカー外野手(28)について現地時間10日、『USAトゥデイ』のボブ・ナイチンゲール記者が有力な獲得候補とされる3球団を報じた。
複数球団のGMによる予想として、同記者が候補に挙げたのはドジャース、ブルージェイズ、ヤンキースの3球団。ドジャースは左翼手としてチーム最多出場だったマイケル・コンフォート、ユーティリティ野手のキケ・ヘルナンデスらが今オフFAに。テオスカー・ヘルナンデスを左翼に移し、タッカーを組み込むことで打線、及び外野陣の再編を図る可能性がある。
ワールドシリーズを戦ったブルージェイズも近年は大谷翔平、フアン・ソトら強打者の争奪戦に加わっており、今オフもFA市場で積極補強に動くと見られている。ヤンキースは今季29本塁打の外野手コディ・ベリンジャーがFAを迎え、打線の中軸を担う外野手は補強ポイントに合致する。
タッカーは2018年にアストロズでMLBデビューを飾り、8シーズン通算147本塁打をマーク。2022年にはア・リーグ最多の112打点を記録するなどワールドシリーズ制覇に貢献し、自身初のシルバースラッガー賞にも輝いた。昨オフにカブスへトレード加入し、今季136試合で打率.266、22本塁打、25盗塁、OPS.841という成績だった。