◆ WS活躍の巧打者に複数球団が興味
トロント・ブルージェイズからFAとなっているボー・ビシェット内野手(27)について現地時間11日、複数球団が二塁手、または三塁手としての獲得を検討していると『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者が報じた。
同記者が候補に挙げたのはドジャース、メッツ、フィリーズ、ジャイアンツ。上記球団はムーキー・ベッツやフランシスコ・リンドーアらリーグを代表する遊撃手がいる一方、内野の他ポジションに補強の余地が残されているという。
ビシェットは2019年にデビューを飾って以来、遊撃手として716試合に出場。今季のワールドシリーズで急きょ二塁へ移ったが、MLBの舞台で遊撃以外を守ったことはない。しかしながら、今季は“Outs Above Average”(平均的な選手と比べてどれだけ多くのアウトを取ったかを表す守備指標)において遊撃手ワーストタイの「-13」を記録しており、ポジション変更はビシェットにとっても利点があると同記者は伝えている。
ビシェットは2016年のドラフトでブルージェイズに入団。2021年から2年連続で最多安打を記録し、通算打率.294、111本塁打をマークしている。今季は139試合に出場して打率.311、18本塁打、94打点、OPS.840の活躍を収め、球団10年ぶりの地区優勝に貢献。9月上旬から左膝の負傷に見舞われながらもワールドシリーズで復帰を果たし、第7戦では大谷翔平から先制3ランを放った。