サイ・ヤング賞に輝いたパイレーツのポール・スキーンズ(写真=GettyImages)

◆ デビュー2年目で球団史上初の満票受賞

 現地時間12日、MLB機構が2025年シーズンの「サイ・ヤング賞」受賞者を発表。ナショナル・リーグはピッツバーグ・パイレーツのポール・スキーンズ投手(23)が選出された。

 2023年ドラフトの全体1位指名を受けたスキーンズは昨季5月にMLBデビュー。ナ・リーグの新人王を獲得し、サイ・ヤング賞投票でも3位に入っていた。2年目の今季はさらに飛躍を遂げ、32先発で10勝10敗という成績ながら、MLB全体トップの防御率1.97、187回2/3を投げて216奪三振をマーク。オールスターゲームでは2年連続でナ・リーグの先発投手に抜擢された。

 スキーンズは記者30人全ての1位票を集めてMLB史上22人目、29例目の満票受賞。ナ・リーグでは2022年のサンディ・アルカンタラ(マーリンズ)に続く快挙となった。

 なお、最終候補に残っていたドジャースの山本由伸は記者16人から3位票、11人から4位票を集めて3位にランクイン。今季は30先発で12勝8敗、スキーンズに次いでリーグ2位の防御率2.49、173回2/3を投げて201奪三振という成績だった。

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