ロッテ・澤田圭佑(撮影=岩下雄太)※2024年10月8日撮影

 ロッテの澤田圭佑は、フォーク・スプリットについて振り返る。

 澤田はロッテに入団した23年、「マエケンさんのYouTubeとバウアーのYouTubeでスプリットチェンジを調べて、YouTubeを見て投げるようになったんですよ」とスプリットチェンジを投げ始め、「僕はチェンジアップが得意なんですけど、フォークが苦手なんですよ。マエケンさんのYouTubeはめっちゃわかりやすい動画になっていて、僕が投げられるようになるくらい動画になっています」と独学で学び、同年の投球を支えた。

 24年の石垣島春季キャンプでは、「速い変化球があったほうがいいかなと思って、西村さんに聞いてみました。西村さんに教えてもらって、西村さんが投げているスプリットを真似して投げています」と、チームメイトの西村天裕にスプリットの握りを教わり練習。

 そして、今季は5月4日のヤクルト二軍戦、5-3の6回一死走者なしで川端慎吾を1ストライクから空振りを奪った2球目の縦気味に落ちる135キロの変化球、5月11日のDeNA二軍戦、7-0の9回二死一塁で武田陸玖に1ボール2ストライクから投じた5球目の空振り三振を奪った137キロの縦気味に落ちる変化球。フォークのように見えるが、澤田の落ちる変化球のスピードといえばスプリットチェンジ、フォークが125キロ前後、チェンジアップは110キロ台、そうなると昨年の秋からスライダーにこだわって取り組んでいたこともあり、腕の振りによってスライダーが縦気味に落ちているのだろうかーー。本人に確認すると、「スプリットっすね」と教えてくれた。

 なぜ、スプリットの球速を上げたのだろうかーー。

 「普通に速くしようと思って速くしました」。

 速くしたスプリットは、5月16日の取材で、「まだ何球かしか投げていないので、ここから抑えていったら、自信もつくし一軍のバッターの反応を見て決めようかな、決め球になり得る球はスプリットとスライダーになりそうな感じはしますね」と、決め球で投げていこうという考えを持っていることを明かした。

 速いスプリットを投げるようにした理由について「イメージだけ変えて、まだ振ってもらっていないので、完全にボール球になっているので、もうちょっとバッターが反応してくれるようなところに投げていこうかなと思います」と説明。

 7月8日の日本ハム戦、1-4の6回一死走者なしで石井一成を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた132キロのフォークボール、7月31日の楽天戦、1-5の7回二死走者なしで黒川史陽を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた131キロのフォークボールは良い落ちだった。本人も「良いと思います」と振り返る。

 ただ、「もう一つ落ちたらいいんですけど、落ちなくても高さを間違わないようにという感じで投げています」と落差については課題にしているようだ。

 9月14日の楽天戦、1-5の8回一死走者なしでボイトに1ボール1ストライクから空振りを奪った3球目の外角のフォークの球速は122キロ、9月18日の楽天戦、7-0の9回二死走者なしでボイトを1ボール2ストライクから空振り三振を奪ったフォークは125キロと、速いフォークを投げていた中で、120キロ台の球速帯だった。

 「高さを間違えたくないから遅くなっているんですよ。本当はスピードを出したいんですけど、腕を振って高めに抜けるのを嫌がって遅くなっている感じですかね。本来はあの高さに速い球を投げたいんですけど、丁寧にいきすぎて遅くなったという感じです」。

 シーズン終了後に、1年通してフォークの出来について訊くと、「落ちはまあまあ良かったと思うんですけど、スピードは出る時出ないときの差が出て、大事に行ってしまうカウントとかになるとスピードを殺してでも高さを間違えない思考で投げていた」と振り返る。

 「そこでもう1つどうするかを考えて。あとは練習量だと思うので、スピードを上げても落ちる状態にいかにどう持っていくか、この秋の課題でもあるし、来年以降の課題でもあると思うので、速くて落ちる。そこを目指して頑張ります」。

 この秋、冬でフォークがどのように進化していくか、来年を迎えるのが今から楽しみだ。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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