◆ 交渉期限は2027年1月5日
現地時間20日、巨人から岡本和真内野手(29)、西武から高橋光成投手(28)のポスティング申請が行われ、契約可能選手としてMLB球団に通知された。ジョン・モロシ記者は『MLBネットワーク』内の番組にて2選手を紹介した。
岡本については「読売ジャイアンツの歴史上初めて、FA前の全盛期にポスティングされた選手」とし、正真正銘のスラッガータイプという村上宗隆と比べ、広角に打ち分けることができる万能な打者だと説明。ロッキーズで3度のシルバースラッガー賞に輝き、通算320本塁打・1105打点を記録したビニー・カスティーヤ氏を類似選手として挙げた。
高橋は、今井達也に続いて西武から今オフ2人目のポスティング。モロシ氏は近年の苦戦に触れながらも、数名の国際スカウトが「先発ローテーションの4,5番手、あるいはロングリリーフ」として評価していることを伝えた。
最後に、近年のMLBにおける日本人選手の活躍に伴い、MLBファン・球団関係者の間で日本球界に対する注目度が高まっていることを言及。NPBを代表するスラッガー2名、先発投手2名が渡米を目指す今オフを「選手層の厚さで言えば、史上最高クラスである」と評した。
岡本は2014年のドラフト1位指名で巨人に入団し、2015年にデビュー。2018年に史上最年少で30本塁打・100打点を記録すると、同年から6年連続で30本塁打以上をマークし、本塁打王に3度輝いた。2023年には侍ジャパンの一員としてWBC優勝に貢献。NPB通算1074試合に出場して打率.277、248本塁打、717打点、OPS.882という成績だった。
高橋も2014年のドラフト1位で西武に入団し、1年目の2015年にはプロ初勝利を含む5勝を挙げた。2020年から4年連続で規定投球回に到達し、2021年からは3年連続で2桁勝利をマーク。NPB通算196試合に登板して73勝77敗、防御率3.39を記録した。