テキサス・レンジャーズは現地時間21日、アドリス・ガルシア外野手(32)、ジョナ・ハイム捕手(30)、ジョシュ・スボーツ投手(31)に対して来季契約を提示せず、ノンテンダーとしたことを発表した。
キューバ出身のガルシアは2016年に巨人でプレーし、2018年にカージナルスでMLBデビュー。2020年からレンジャーズに加入すると、翌2021年に31本塁打を放ってオールスターゲーム初出場を果たした。2023年には39本塁打、107打点、OPS836とキャリアハイの好成績を残し、ゴールドグラブ賞も獲得。ところが、昨季から成績不振に陥り、今季は135試合に出場して打率.227、19本塁打、OPS.665に終わった。
ハイムは2020年にアスレチックスでMLBデビューを果たし、翌2021年からレンジャーズに加入。ガルシアと同じく2023年にオールスターゲーム出場、ゴールドグラブ賞獲得と飛躍を見せるも、今季は124試合に出場して打率.213、11本塁打、OPS.603という成績だった。
スボーツは2019年にドジャースでMLBデビューし、2021年からレンジャーズに加入して自己最多の63試合に登板した。2023年には44登板で14ホールドを挙げたが、昨季は17登板に止まり、シーズン終了後に右肩を手術。今季7月にマイナーで実戦復帰を果たしたものの、メジャー登板のないまま今季を終えていた。
レンジャーズが球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた2023年のポストシーズンにおいて、ガルシアは8本塁打を放つなど打線を牽引し、優勝決定シリーズのMVPを獲得。ハイムは正捕手を務め、全17試合で先発マスクを被った。スボーツは胴上げ投手として、ワールドシリーズ第5戦でセーブを記録。しかし、3選手ともに近年は成績を大きく落とし、年俸削減を目指すレンジャーズから自由契約となった。