阪神は24日、佐藤輝明の『若林忠志賞』を発表した。
若林忠志賞は2011年度より、継続的に社会貢献活動やファンサービスに取り組み、野球人として優れた見識を持つ選手を表彰する制度で、球団創成期からエースとして活躍し、グラウンド外においても、社会貢献活動並びにファンサービスにおいてプロ野球選手としてパイオニアであった球団OB故若林忠志氏の功績を称え、この賞を「若林忠志賞」と命名し、その意思を継承していきたいと考えている。
佐藤の選出理由について、入団が決まった2020年12月から、自身の出身チーム「甲東ブルーサンダース」での野球教室を実施(2021年はコロナ禍で開催を断念)。2022年からは佐藤輝明後援会の発足により、後援会主催で西宮地域の少年野球チーム8チームを対象とした野球教室を開催。また、2023年から小児がん患者支援を目的に、「公益財団法人 ゴールドリボン・ネットワーク」にシーズンの本塁打数に応じた金額の寄付を実施するなど、子どもたちに夢を与える活動を継続的に行っている。野球振興・社会貢献活動に取り組む姿勢は、プロ野球選手の模範として良き手本となり、今後のより積極的かつ継続的な活動を期待し、選出された。