「目標としては息の長い選手というところと、いろんな方から応援される選手になりたいというのが一番です」。
ロッテのドラフト6位・岡村了樹(富島高)捕手は、プロ野球選手としての目標をこのように掲げた。
「2年生のゴールデンウィークの時に来年キャッチャーがいないというのがあって、ゴールデンウィークくらいから練習し出して、本格的にキャッチャーをやり出したのは2年生の秋からです」と、高校2年の夏の宮崎県予選ではサードで出場するなど、内野手としての経験もあり、捕手に本格挑戦したのは2年生の新チームになってからだ。
中学時代までは、捕手を守ってきていなかったのだろうかーー。
「中学校の頃はキャッチャーとピッチャーを交互にやっていました。高校に入ってキャッチャーを守り出したのは、2年生のゴールデンウィークが初めてです」。
捕手でありながら、足が速いのも強み。「自分の中では盗塁に関してはスタートのところに自信を持っています。スタートの部分というところでは、走塁には自信があります」と力を込めた。
打撃では3年夏の宮崎県大会で、3番打者を任されていた。「一番はバッティングに力を入れてやってきたので、金属バットから木製バットに変わるので、そこはしっかり木製バットのバッティングをこれからやっていきたいと思います」。
打撃面での特徴については「自分の中ではスイングの力強さ、フルスイングが自分の中では一番だと思います」と教えてくれた。
これからプロの世界に飛び込んでいく。「1年目は体づくりだと思っているので、体づくりをしていくというのはあるんですけど、チャンスがあったらアピールして、2年目、3年目には一軍に出られるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。
▼ 岡村了樹
生年月日:2007年5月3日生
守備位置:捕手
身長 / 体重:172センチ / 77キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:富島高-ロッテ(ドラフト6位)
取材・文=岩下雄太