ロッテ・鈴木昭汰(撮影=岩下雄太)

 「今年プロに入って一番悔しいシーズンだったので、この思いを晴らせるような活躍をしたいと思います」。

 ロッテ・鈴木昭汰は来季に向けて、巻き返しを誓った。

 昨季は51試合に登板して、2勝2敗27ホールド5セーブ、防御率0.73とキャリアハイの1年を過ごし、シーズン終了後にはプレミア12の日本代表にも選出された。

 「50試合投げた年は勝負の年だったので、1月から全開で行っていて、侍も選ばれてという中で、オーバーキルですね。ですけど、本当に今年開幕した時はすごい不安だった。前半戦は投げられましたけど、後半戦は持たなかったというのは肩のコンディションだけでなくて、自分の実力不足でもあった。技術においても体のことにおいても、まだまだ自分が至らないところが多かった」と反省。

 今季は29試合に登板して、7月18日のオリックス戦を最後に一軍登板がなかった。「いろんなところに行ったし、いろんなことも試したし、その中で自分の中でこれをしたら良くなるという形が見えた」と話し、「そういうのを自分1人ではできないですし、トレーナーさんの力があってこうやってやれているわけなので、来年もコミュニケーションを取ったり、勉強をしながら、体を知っていいパフォーマンスを出すためにはというのを考えれば、1年間生活リズムも良くなるだろうし、野球に対しての向き合い方も良くなると思う。それは今年もやっていましたけど、継続的にやっていきたいと思います」と語った。

 その中で、みやざきフェニックスリーグで実戦に復帰を果たした。「来年1年間必ず一軍で活躍しないといけない。そのための時間だったと思うので、そういうところはしっかり1年間自分と向き合ってやっていけたらなと思います」。来季はもう一度勝ちパターンで投げ、充実の1年にしてみせる。

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