ロッテ・廣畑敦也(撮影=岩下雄太)

 ロッテ・廣畑敦也はレギュラーシーズン終了後に行われたみやざき・フェニックスリーグで、力強いストレートを投げ込んでいた。

 廣畑はフェニックスリーグで「フォームに関してはあれでいくというわけでもないですし、フェニックスだからできることということで試してみて、ああいう感じもありかなというのをコーチと話しながら色々やっていた部分もありました」と、いつもと違った投球フォームで投げ込んでいた。

 ストレートに関しては映像を見ていて、スピードガン以上の強さを感じる球を投げ込んでいる印象を受けた。特に10月21日の阪神戦、0-3の8回一死二塁で豊田寛を3ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた外角147キロストレートが良かった。

 廣畑は「ストレートの強さはフェニックス通して、スピード以上に投げるというのをやっていました」と明かし、「コーチから言われたのは、“ストレートをしっかり投げられないと、変化球も生きてこない。変化球だけだと打たれるので、まっすぐがいい球だと思って投げろ”と言われて、そこを重点的にやっていました」と説明した。

 今季はファームで36試合に登板して、5勝2敗2セーブ、防御率1.60の好成績を残すも、一軍では8試合に登板して0勝1敗、防御率5.87だった。

 「1年間怪我せずにやることだと思っている。自分がチャンスをもらえる部分であれば、誰かが怪我している時に“あいつは怪我していないから状態も良い”というのを1年間やりたい。試合数はわからないですけど、監督も変わりましたし、チームも一新して、そこにうまく入れるように自主トレからキャンプからやっていければ」。来季こそ一軍に定着してみせる。

取材・文=岩下雄太

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