ロッテ・中村亮太は、カーブに一定の手応えをつかんだ。
今季からロッテに入団した中村は、1月の自主トレ期間中に「本当に石川柊太(柊太)さんほどのカーブが投げられればいいなと思って毎日練習しています」と話し、石垣島春季キャンプでも「カーブが良いねと言ってもらえたので、石川さんにカーブを教えてもらっている途中。石川さんのカーブはすごいカーブなので、いつもキャッチボールでも受けていて、これを投げたいというイメージはすごくいいイメージを毎日もらっている。本当にそれを自分のボールにできるようにより磨きをかけてやっている感じです」と話していた。
「カウントを取る時は大きいカーブだったり、バッターがのけ反ったところから曲がったり、空振りを取りたい時は縦に決め球にしています。サインではカーブはカーブのままなんですけど、自分でそこはうまくキャッチャーとこういう時にこういうカーブを投げたいですとうまくコミュニケーションを取れていけたら意思疎通があるいいカーブが生まれてくるんじゃないかなと思っています」。
自主トレ、石垣島キャンプから力を入れていたカーブ。シーズン通して、自分が納得のいくカーブを投げ込めていたのだろうかーー。
「カーブは1年間一番手応えを感じた球。最終的にもカーブがうまく決まる時には試合もリズムよく抑えられました」と好感触。
「来季もそこはブレずに、自分の武器となっているカーブとフォークをうまく使ってやっていけたらなと思っています」と口にした。
移籍1年目の今季は支配下登録が叶わなかったが、自身の武器を磨き、支配下登録を来季掴み取ってみせる。
取材・文=岩下雄太