ロッテは28日、金田優太内野手と来季の育成契約を行ったと発表した。背番号は『120』に決まった。
金田はプロ3年目の今季、ファームで17試合に出場して、打率.217、5打点だったが、5月は代打で出場した4日のヤクルト二軍戦でセンター前に安打を放つと、9日のDeNA二軍戦では代打でライト前に適時打を放ち、月間打率.667と調子を上げていた。
「その時はファームの監督がサブローさんにタイミングなど、色々教えてもらって、練習もしましたし、変えてから自分のポイントでうまく打てる率が上がって来たと思います」。
良い感覚を掴み始めていた中で、この試合を最後に出場がなく、7月2日に都内の病院にて右手関節鏡視下TFCC修復術および右尺側手根伸筋腱制動術。シーズン終了後に来季の契約を結ばないことが発表された。
怪我をする前に代打で結果を残していた中で、怪我をせずにプレーしていた場合、結果を残し続ける自信はあったのだろうかーー。
「やってみないとわからないですけど」と前置きをした上で、「自分のやりたいことは良い感じでできていたので、その先も思うように結果が出たかもしれませんし、どこかで躓いていたかもしれません」とし、「良い状態だったのは間違いないと思います」と語った。
「1年目2年目よりもバッティング自体は良くなってきたなと感じていますし、守備においてもよくはなってきているところで怪我してしまったので、そこは悔いが残るかなと思っています」と悔しがった。
金田は昨季も6月の月間打率.371と打っていた中で、左手関節視下FCC縫合術を受けるなど、ここ2年は怪我に泣いている。
来季は育成選手として再出発を図ることになった。「育成になりましたけど、ファームでアピールする立場は変わらないと思うので、結果が出るように。全てにおいて頑張っていきたいなと思います」。
取材・文=岩下雄太