ロッテ・中森俊介(撮影=岩下雄太)

 ロッテ・中森俊介は高卒5年目の今季、腰痛の影響でオールスター明けの一軍登板はなかったが、25試合・29回1/3を投げて、2勝2敗10ホールド5セーブ、防御率1.23と抜群の安定感を誇った。

 オフから土台作り、強いストレートを求め、トレーニングを積み、ストレートのスピードがアップし、7月2日の楽天戦で自己最速の155キロを計測した。変化球もフォークを決め球にし、空振りを奪う場面が多く、奪三振率は前年の4.88から奪三振率は11.05に向上。監督選抜でオールスター出場を決めるなど、前半戦だけを見れば、大きく成長を遂げた選手の1人だ。

 オールスター明けは故障により、1試合も一軍登板がなかったが、自身の中で取り組んできた形が“結果”として現れた。1年間一軍で戦い抜けなかったが、自信となったところはあるのだろうかーー。

 「自信になるところもありますし、怪我してしまっているので、改善していかないといけないところもたくさんありますね」。

 「ウエイトトレーニング、フィジカル面はすごく向上したと思うんですけど、怪我してしまったら、何もならないというかチームに貢献できない。自分自身が後悔してしまう」と厳しい言葉を並べた。

 気になる腰痛は現在完治しトレーニングを始めている。今季は先発にこだわっていた中でリリーフで投げていたが、球団との話し合いの中で、来季は先発、リリーフでもどこのポジションでもいいと伝えたとのこと。そして、投げるからにはいいポジションで投げたいと力を込めた。前半戦の投球を見ると、1年間怪我なくプレーできれば、それだけでも来季に向けて大きなプラスになる。

取材・文=岩下雄太

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