「千葉ロッテのマリーンズの一員になれて嬉しいです」。
ロッテの育成1位・中山優人(水戸啓明高)は契約を終えて、マリーンズ入団を喜んだ。
最速146キロ右腕の中山は、今年夏に行われた茨城県大会予選の水城戦で完全試合を達成。右打者のアウトコース、左打者のインコースに投げ込むストレートは非常に良い。中山自身もストレートは「自信のあるボール」と話す。プロでは「常時155は投げたい」と意気込む。
変化球もスライダー、チェンジアップ、スプリットなどを投げる。映像を見ると、左打者のインコースに投げるスライダー、チェンジアップは素晴らしかった「スライダーは横曲がりで速いというのを意識して投げています」とのこと。変化球の中で自信を持っているのが、スプリットとスライダーの2球種。プロに入ってからは「スプリットをもっと良くしていきたいと思います」と話した。
また、打者によって間合いを変えて投げたりするなど、打者のタイミングを外したりしている。「そこも自分も考えながらやっていました」と明かす。
間合いを変えて投げるようになったきっかけについては「まっすぐと変化球では抑えられない時もあったので、タイミングを変えたりして抑えるようにしました」と説明した。
将来は「球界ナンバーワンと言われるピッチャーになりたいです」と目標を掲げる。No.1のピッチャーになるために、「体が細いので、もっと大きくしてボールの質を高めていって、全部が一流になれるような投手になりたいです」と目を輝かせた。
ドラフト同期で同学年のドラフト1位・石垣元気(健大高崎高)、同3位・奥村頼人(横浜高)の投手2人は、チームメイトでもあり、球界ナンバーワン投手になる上でライバルにもなる。彼ら2人に負けていない部分について中山は「コントロールは勝てるかなと思います」とキッパリ。将来は切磋琢磨して、彼らと共に一軍で投げたい思いを持っている。ちなみに、石垣とは面識があり、「石垣とは喋ったことがあって、優しい感じの人です」とのことだ。
ロッテではどんな活躍を見せたいか訊くと、「優勝を決める試合で投げたいと思います」と力強く話した中山。育成選手での入団ではあるが、プロの体を作れば、将来的には石垣、奥村、さらには田中晴也、木村優人らとともにマリーンズの投手陣を引っ張る存在になってくれそうだ。
取材・文=岩下雄太
▼ 中山優人
生年月日:2007年4月18日生
守備位置:投手
身長 / 体重:182センチ / 65キロ
投 / 打:右 / 左
経歴:水戸啓明高-ロッテ(育成ドラフト1位)