メッツ移籍が報じられたデビン・ウィリアムズ(写真=GettyImages)

◆ 守護神候補がニューヨーク間移籍

 ニューヨーク・メッツが現地時間1日、FAのデビン・ウィリアムズ投手(31)を獲得したと米複数メディアが報じた。契約は3年総額4500万ドルとされている。

 ウィリアムズは2013年のドラフトでブリュワーズに入団し、2019年にMLBデビュー。「エアベンダー」と呼ばれる特異なチェンジアップを武器にブレークを果たし、翌2020年にナ・リーグ新人王に輝いた。守護神に定着した2023年には61登板で自己最多の36セーブ、防御率1.53を記録し、自身2度目となる最優秀救援投手賞を獲得。米国代表として同年のWBCに参戦し、侍ジャパンとの決勝戦にも登板した。

 昨オフにヤンキースへトレード移籍するも、今季序盤の不振により守護神から配置転換。最終的には自己最多の67試合に登板して4勝6敗、15ホールド18セーブ、防御率4.79という成績だった。7シーズン通算308登板で75ホールド、86セーブを挙げ、オールスターゲームに2度選出された実績を持つ。

 メッツは守護神のエドウィン・ディアス、今季途中加入のライアン・ヘルズリーが揃ってFAを迎えたことでブルペン補強が急務とされていた中、同じニューヨークに本拠地を置くライバル球団の右腕を獲得。MLB公式のアンソニー・ディコモ記者によると、ウィリアムズと合意した現在も引き続き、元守護神との再契約を目指しているようだ。

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