2日にNPB12球団の『契約保留者名簿』を公示された。今季は150人が自由契約になったが、自由契約となった外国人選手が他球団に移籍するケースが多い。昨年オフでは中日を自由契約となったライデル・マルティネスが巨人に移籍し、今季は最多セーブのタイトルを獲得した。
マルティネスのように近年は、リリーフ投手が他球団へ移籍して活躍している例が増えている。そういった意味でも、日本で実績のある外国人投手を獲得に動く球団があってもおかしくない。
DeNAを自由契約となったウィックが注目選手の一人。ウィックは昨季DeNAに加入すると、24年が43試合に登板して、5勝1敗11ホールド1セーブ、防御率2.60の成績を残すと、今季は40試合・4勝1敗21ホールド5セーブ、0.84。DeNAでプレーした2年間・83試合で防御率1.75と抜群の安定感を誇っている。
巨人を自由契約となったケラーは、阪神時代の2年目の23年に27試合に登板して防御率1.71も自由契約。24年から巨人に加入し、1年目の昨季は52試合に登板して20ホールド、防御率1.53とリーグ優勝に貢献した。今季は外国人枠の関係もあったが、45試合に登板して6ホールド、防御率3.11だった。
さらに広島を自由契約となったハーンも今季、55試合に登板して1勝2敗21ホールド8セーブ、防御率3.35、中日を自由契約となったマルテも35試合に登板して1勝4敗14ホールド2セーブ、防御率1.95。
リーグ優勝するためには、リリーフ陣の出来、不出来が重要になってくる。新外国人よりも、すでに日本で実績がある分、ある程度計算ができるのも魅力的。自由契約になった助っ人外国人リリーバーの補強に動く球団が出てくるか注目だ。