◆ 5年連続規定投球回&200Kの鉄腕
トロント・ブルージェイズは現地時間2日、FAのディラン・シース投手(29)を獲得したことを発表。7年総額2億1000万ドルの契約は、2020年オフにジョージ・スプリンガーと結んだ6年1億5000万ドルを上回り、球団史上最高額のFA契約となった。
シースは2014年のドラフトでカブスに入団し、2019年にホワイトソックスでMLBデビュー。2021年に13勝を挙げてブレークすると、翌2022年には14勝8敗、防御率2.20、自己最多の227奪三振をマークしてサイ・ヤング賞投票2位に選出された。
昨季からパドレスに加入し、自身初のノーヒットノーランを達成するなど14勝をマーク。今季は32先発で8勝12敗、防御率4.55、168回を投げて215奪三振という成績だった。2021年4月を最後に負傷離脱が1度もなく、同年から5年連続で規定投球回に到達。シーズンで200個以上の三振を奪い続け、直近5年間での合計1106奪三振はMLB最多記録となっている。
アメリカン・リーグ王者のブルージェイズはクリス・バシット、マックス・シャーザー両右腕がFAとなった中、今オフ序盤には2020年のサイ・ヤング賞右腕シェーン・ビーバーが1年1600万ドルの選手オプションを行使して残留。さらには、先発投手市場における目玉とされたシースを射止め、シーズン終了から1ヶ月ほどで先発ローテーションの再編を遂行した。