西武・西口文也監督 (C)Kyodo News

 日本野球機構は3日、魅力的にするためにスピーディーに進めた選手及びチームに贈る「ローソンチケットスピードアップ賞」の受賞者を発表した。

 無走者時の投球間隔が短かった投手に贈られる投手部門はセ・リーグは9.8秒の松葉貴大(中日)、パ・リーグは10.8秒の杉山一樹(ソフトバンク)がそれぞれ初受賞。無走者時の相手投手の平均投球間隔が短かった打者に贈られる野手部門はセ・リーグが12.3秒の岡林勇希(中日)、パ・リーグが12.5秒の中島大輔(楽天)が同じく初受賞だった。

 また、レギュラーシーズンにおいて平均試合時間が短かったチームに贈られるチーム表彰では、セ・リーグはDeNA(3時間03分)が2年ぶり2度目、パ・リーグでは西武(2時間57分)が3年ぶり3度目の受賞となった。

▼ 松葉貴大(中日)

「テンポ良く投球できる事は自分の武器です。来シーズンもそのテンポの良さをどんどん磨いていき、チームの勝利に貢献していきたいです」

▼杉山一樹(ソフトバンク)

「中継ぎ投手では選ばれるイメージがなかったので驚いていますが、受賞することができて本当に嬉しく思っています。これからもチームの勝利のためにしっかり腕を振っていきたいと思います」

▼ 岡林勇希(中日)

「試合前から打席に入ることを想定して、しっかり準備を積み重ねてきたことが、今回の受賞につながったと思います。これからもスピード感のある試合展開で、少しでも皆さんに気持ちよく野球を楽しんでもらえるように、全力でプレーします」

▼ 中島大輔(楽天)

「スピードアップの意識はあるものの、まさか一番速いとは思っていなかったので嬉しく思います。1番打者は攻撃のいいリズムを作り、チームにいい流れをもたらすのも仕事の一つだと思っています。来シーズンも投球間隔は短く、かつ、攻撃のリズムを作れるような打席をより多くして、チームに貢献したいと思います」

▼チーム表彰

DeNA・牧秀悟キャプテン

「この度は、「ローソンチケット スピードアップ賞」という栄誉ある賞をいただきありがとうございます。株式会社ローソンエンタテインメント様、ならびに関係者の皆さまには、今シーズンのキャプテンとしてチームを代表して、感謝いたします。今回の受賞は、選手一人一人が「きびきびとしたプレー」を徹底したことに加えて、試合運営に関わる方々の協力があっての結果だと思っています。私たちは、ファンの皆さまがワクワクしていただける熱いプレーはもちろん、イニング交代時など、普段から各選手が時間を意識した動きができたことも今回の受賞における一因であると考えています。今後も試合運営に関わるスタッフの方々とともに、自分たちのプレーを通じてファンの皆さまへ「また球場に行きたい」と感じていただけると嬉しいです。来シーズンも監督・コーチ、選手、スタッフ、そして、ファンの皆さまと勝利に向かって結束して戦っていきます。引き続き、熱いご声援をよろしくお願いいたします」

西武・代表取締役社長 奥村 剛

「このたびは「ローソンチケット スピードアップ賞(パ・リーグ チーム表彰)」を受賞させていただき誠にありがとうございます。株式会社ローソンエンタテインメントさま、ならびに関係者の皆さまに、厚く御礼申しあげます。近年エンターテインメントの多様化が進み、またコロナ禍を経て、より一層タイムパフォーマンスが重視されるようになっています。それらを踏まえて、今シーズン、クイックな試合進行を実現できた背景には、選手はもちろんですが、加えて、運営面を支えてくださる多くのスタッフの皆さまの力がありました。その皆さまの働きも円滑な試合環境をつくりあげ、結果として、この素晴らしい賞につながったものと受け止めており、日々の献身的なご尽力に、この場を借りて深く感謝申しあげます。今後も当球団は、お客さまにエンターテインメントをお届けするサービス事業者として、試合運営の品質や観戦環境の向上に継続して取り組み、来季も、チーム、運営スタッフ、そしてファンの皆さまと一体となり、エキサイティング、かつスピーディーな試合で勝利を目指し邁進してまいります。このたびは誠にありがとうございました」

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