ロッテ・山本大斗が来季、マリーンズファンに魅せたいバッティングについて語った。
山本はプロ5年目の今季、4月16日の日本ハム戦でプロ初本塁打、6月15日のヤクルト戦で初の1試合2本塁打、7月5日のオリックス戦で球団の育成選手では初のシーズン二桁本塁打を達成するなど、チーム日本人最多の11本のアーチを描いた。
オールスター明けの本塁打は1本で、40試合に出場して打率.196、1本塁打、8打点。ただ、シーズン終盤の9月18日の取材で「悪い時と良い時の違いもわかってきましたし、修正する練習方法も自分で見つけてはいるので、調子が悪くなった時にすぐに戻せるようにというのがちょっとわかってくるようになってきました」と話したように、9・10月の月間打率は.234だった。
調子の良い時と悪い時の違い、修正する練習方法を分かった上で、来季はどんなバッティングを見せたいのだろうかーー。
「もちろん、自分の長所、長打を打てるところをもっと伸ばしていきたいし、そこはこだわってやっていきたい」とキッパリ。
「どこかで絶対に落ちてくると思うので、その時にいかに早く修正できるか。今年長くなっちゃったんですけど、自分が悪い時にこうなるというのがわかったので、そこは来年に活かしていきたいと思います」と前を向いた。
来季は個人の目標として、レギュラーを取ること、そして本塁打王を目標に掲げた。期待の長距離砲から来季はチームに欠かせない長距離砲になって見せる。
取材・文=岩下雄太