◆ 新たに4選手がアメリカ代表入り
カイル・シュワーバー外野手(32)、ウィル・スミス捕手(30)、ガナー・ヘンダーソン内野手(24)、ブライス・トゥラング内野手(26)の4名が2026年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にアメリカ代表として参戦すると現地時間9日、WBCの公式Xが発表した。
シュワーバーは2015年のMLBデビューから通算340本塁打をマーク。フィリーズに加入した2022年には46本塁打を放って初の本塁打王に輝いた。今季は全162試合に出場して打率.240、56本塁打、132打点、OPS.928の活躍を収め、本塁打と打点の2冠を獲得。2023年の前回大会にも参戦し、侍ジャパンとの決勝戦ではダルビッシュ有から本塁打を放っていた。
2大会連続の参戦となるスミスは2019年のMLBデビュー以来ドジャースの正捕手を務め、今季は110試合に出場して打率.296、17本塁打、OPS.901を記録。ブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦では決勝本塁打を放ち、世界一連覇に導いた。
オリオールズの遊撃手ヘンダーソンは、MLB2年目の2023年にア・リーグ新人王とシルバースラッガー賞を獲得。昨季は自己最多の37本塁打を放ち、今季は154試合で打率.274、18本塁打、30盗塁、OPS.787という成績だった。既にロイヤルズのボビー・ウィットJr.も代表入りが内定しており、ヘンダーソンは三塁での起用が見込まれている。
トゥラングは2023年にブリュワーズでMLBデビューすると、昨季は50盗塁をマークし、二塁手としてゴールドグラブ賞を獲得。今季は156試合に出場して打率.288、18本塁打、24盗塁、OPS.794と打撃成績も向上させ、地区3連覇に貢献した。
前回準優勝に終わったアメリカ代表は主将のアーロン・ジャッジを始め、今季60本塁打のカル・ローリー、サイ・ヤング賞に輝いたポール・スキーンズらも参戦を表明。2017年大会以来の制覇に向け、“ドリームチーム”を形成している。