ドジャース移籍が報じられたエドウィン・ディアス(写真=GettyImages)

◆ 球界屈指のクローザーと契約合意

 現地時間9日、ロサンゼルス・ドジャースがFAのエドウィン・ディアス投手(31)を獲得したと米複数メディアが報じた。契約は3年総額6900万ドルとされている。

 ディアスは2016年にマリナーズでMLBデビューを飾り、通算520登板で253セーブを記録。2018年には73登板でア・リーグ最多の57セーブを挙げ、最優秀救援投手賞を初受賞した。翌2019年からメッツにトレード加入し、2022年にはナ・リーグでも最優秀救援投手賞を獲得。2017・2023年の2度に渡り、プエルトリコ代表としてWBCに参戦した。

 今季は62試合に登板して6勝3敗28セーブ、防御率1.63の好成績をマーク。自身3度目のオールスターゲーム選出に加え、最優秀救援投手賞にも輝いた。残り2年3800万ドルの契約を破棄してメッツからFAとなり、リリーフ史上最高額となる年俸2300万ドルの新契約を手にした。

 ドジャースは昨オフにも左腕タナー・スコットを4年総額7200万ドルで獲得したが、今季は10度の救援失敗を記録するなど防御率4.74と低迷。ポストシーズンで守護神として活躍した佐々木朗希は先発ローテーションに復帰する見込みで、来季のブルペン補強が必要視されていた。

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