◆ 来季巻き返しへ、MLB屈指の長距離砲を獲得
現地時間10日、ボルティモア・オリオールズがピート・アロンソ内野手(31)を獲得したと『ESPN』のジェフ・パッサン記者が報じた。契約は5年総額1億5500万ドルとされている。
2016年のドラフトでメッツに入団したアロンソは、デビューイヤーの2019年に新人最多記録となる53本塁打を放ってナ・リーグの本塁打王と新人王を獲得。2022年にはリーグ最多の131打点を挙げた。短縮シーズンの2020年を除く6シーズン全てで30本塁打以上を記録し、メッツの主砲として通算264本塁打・712打点をマーク。オールスターゲームに5度選出され、2023年にはアメリカ代表としてWBCに出場した。
昨季終了後に一時FAとなるも、2年総額5400万ドルでメッツと再契約を結んだ。今季は全162試合に出場して打率.272、38本塁打、126打点、OPS.871の好成績を残し、シルバースラッガー賞を初受賞。シーズン終了後にオプトアウト権を行使して再びFAとなり、一塁手史上最高の年平均額で新天地行きを決断した。
地区最下位に沈んだオリオールズは今季36本塁打のテイラー・ウォード、元セーブ王のライアン・ヘルズリーを獲得するなど積極補強を展開。今季ナ・リーグ2冠のカイル・シュワーバーに対しても同規模のオファーを提示したことが報じられており、その資金を丸ごとアロンソに投入することで打者補強を実現させた。