韓国プロ野球(KBO)のロッテジャイアンツは12日、DeNAから戦力外となっていた京山将弥投手(27)の獲得を発表した。契約総額15万ドルとされている。
京山は2016年のドラフト4位指名でDeNAに入団し、NPB通算84試合に登板。2018年のプロ初登板で初白星を挙げ、同年に6勝をマークした。昨季はリリーフとして自己最多の23試合に登板するも、今季は一軍登板なく、シーズン終了後に戦力外通告。11月に宮崎で行われた秋季キャンプにテスト生として参加していた。
KBOでは従来の外国人枠3人に加え、来季から「アジア・クォーター制度」を新設。アジア野球連盟(BFA)加盟国・地域の国籍の選手、またはオーストラリア国籍の選手を対象として1球団1人、契約総額20万ドル以内での獲得が可能となっている。これまでに武田翔太(元ソフトバンク)がSSG、田村伊知郎(元西武)は斗山と契約を結んでおり、京山は日本人6人目の“アジア枠”投手となった。
また、ロッテジャイアンツは同日、阪神の一軍投手コーチを務めていた金村暁氏が投手総括コーディネーターに就任することも発表。前日11日にはエルビン・ロドリゲス(元ヤクルト)、ジェレミー・ビーズリー(元阪神)両投手との契約合意も明らかとなっていた。