ロッテ・唐川侑己は、サブロー新監督が就任する来季に向けて意気込みを語った。
今季は投手陣で言えば、高卒2年目の木村優人は開幕をリリーフで迎え、シーズン途中から先発に転向してプロ初完封を挙げるなど3勝をマークすれば、前半戦は中森俊介、田中晴也、後半戦は廣池康志郎が存在感を示すなど、若手投手の成長が見られた。
若手の台頭が目立つ中で、サブロー新監督のもと、どんな活躍を見せたいのだろうかーー。
「秋季キャンプとかもそうだし、若い力がどんどん出てくるのはチームにとっていいことだと思うんですけど、長いシーズンはそれだけではないと思うので、必ず僕らみたいな立場のピッチャーも必要になってくる。そこで、ローテーションとか主戦で投げているピッチャーと差が出ないようなパフォーマンスを出すことが、僕らの役割というか重要だと思うので、そういったところで貢献したいと思います」。
今季投手陣最年長だった美馬学が現役を引退し、1学年上の石川歩、澤村拓一が現役続行を目指し退団した。それにより、唐川、同学年の益田直也がチーム最年長投手となった。「西野にしても益田にしても、年々自分の中で変化させて、進化、どんどんマイナーチェンジしたりとかいろんなことにトライしているので、僕自身も刺激を受けながら置いていかれないようについていけるような気持ちで頑張っています」。
来季は「若いピッチャーが魅力のあるピッチャーがいるので、僕自身も投げさせたいなと思わせるピッチングをどこかでしていかなきゃいけないと思うので、そこが大事かなと思います」と、15試合登板を目標に掲げた。オフはニュージーランドで自主トレを行い、その後は石垣島で自主トレを行う予定だ。
取材・文=岩下雄太