日本ハム時代の巨人・松浦慶斗 (C)Kyodo News

 日本ハム・松浦慶斗は現役ドラフトで巨人へ移籍する。

 松浦は21年ドラフト7位で日本ハムに入団。日本ハムでプレーした4年間で、一軍登板は6試合。今季は一軍登板がなかったが、今季はファームで19試合に登板して2勝2敗、防御率3.41。

 阿部慎之助監督も球団公式ホームページを通じて「松浦投手は体も大きく、球威もある投手。ジャイアンツの投手陣の中で十分、競争できるのではないかなと思っていますし、先発の争いに割って入ってくれれば嬉しいです」と評価している。

 日本ハム時代、同学年の達孝太、福島蓮、柳川に比べると出遅れてしまったが、150キロを超えるストレートはかなりの魅力。巨人の先発陣は山﨑伊織が規定投球回に到達し、シーズン自己最多の11勝を挙げたが、エースとして期待された戸郷翔征は8勝9敗と苦戦。井上温大、赤星優志、田中将大など先発候補はいるが、今季終盤は先発陣の駒不足気味だった。

 今季でいえば、DeNAを戦力外となり入団した同じ左の石川達也が練習試合、オープン戦と結果を残し、開幕ローテーションを掴んだ例もある。また、同じ現役ドラフトで日本ハムから巨人に移籍した田中瑛斗は環境が変わり、今季大ブレイクを果たした。

 年齢で言えば来季が高卒5年目23歳にあたり、非常に若い。新天地で競争に勝ち、ポジションを掴むことができるか注目だ。

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